アンサー倶楽部10年目社員が語る「不動産業界で得られた成長」 - 株式会社アンサー倶楽部 新卒採用サイト|リクルート

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アンサー倶楽部10年目社員が語る「不動産業界で得られた成長」  

アンサー倶楽部10年目社員が語る「不動産業界で得られた成長」  

目次

「日々の業務ってどんなもの?」「10年でプロフェッショナルとしてどんなふうに成長するんだろう?」「どんなスキルや経験が身につく?」 

不動産業界に対してさまざまな疑問を抱く学生のみなさんに向けて、アンサー倶楽部の採用チームが、入社10年目を迎えた社員にインタビューしました。  

数々の困難を乗り越えながら、専門的なスキルと深い業界知識を磨き上げてきた経験を通して、不動産業界の奥深さややりがい、そして自分自身とキャリアの成長について掘り下げていきます。また、不動産取引の裏側、市場動向の読み方、顧客との信頼関係の構築など、実際の現場で起こるリアルでエキサイティングな話も余すところなく紹介。不動産業界に興味を持つ皆さんに、この業界で働くことの魅力を臨場感たっぷりにお伝えしていきます。  

専門知識を武器に、信頼を築くプロフェッショナルへの道のり 

入社当初、私の知識不足が露呈したことがありました。物件の説明中、お客様から構造やリフォーム履歴に関する質問を受けた際、即答できずに「少々お時間をください」と言わざるを得ませんでした。その場では大きな問題にはなりませんでしたが、この経験は私の心に深く刻まれ、「今後はもっとスムーズで専門的に対応できるようになりたい」という強い決意として心に刻まれました。  

この出来事を転機に、建築構造や設備、法規制まで、幅広い分野の勉強に没頭。専門書を読みあさり、先輩社員にアドバイスを求め、さらには建築現場や不動産セミナーにも積極的に足を運びました。この結果、次に同じ質問を受けた時には、「こちらの物件は築〇年ですが、〇年に大規模リフォームが行われており、耐震性能も現行の建築基準法に適合しています。また、キッチンや浴室などの水回り設備は最新のものが採用されており、省エネ性能も高くなっています」と、自信を持って詳しく説明ができたました。お客様からの信頼を得られただけでなく、自分自身の成長を感じることができました。  

さらに、不動産市場の動向に敏感になることの大切さも実感しましたね。たとえば、ある地域で大規模な再開発計画が発表された際、その影響を素早く分析し、将来的な価値上昇を予測することができました。この情報を基に、投資を検討していたお客様に対して「この地域は今後5年間で大きく変貌する可能性が高く、現時点での購入は絶好のタイミング」と提案。結果として、お客様は満足のいく投資判断を下すことができ、私たちとの信頼関係もより強固なものとなりました。  

また、複雑な案件や難しい交渉にも、以前よりも自信を持って取り組めるようになりました。古い建物の再開発プロジェクトでは、歴史的価値と現代のニーズのバランスを取りながら、地域住民や行政との調整を行わなければいけません。このような複雑な案件でも、法律知識や交渉スキル、さらには地域の歴史や文化に配慮して取り組むことで、すべての関係者が納得できる解決策を見出すことができました。 

この10年間で、私は単なる不動産の営業から、お客様の人生設計や地域の未来にも深く関わるアドバイザーへと成長できたと実感しています。不動産取引はお客様にとって人生を左右する大きな決断です。単なる物件の売買ではなく、人々の暮らしや夢、そして地域社会の発展にも大きく関わる重要な仕事だと認識するようになりました。お客様のライフスタイルや将来のプラン、ニーズや不安に寄り添いながら、「今」だけでなく「未来」を見据えたアドバイスをしなければいけないと考えています。 

コミュニケーションスキルの向上:信頼関係を築くことの大切さ

不動産業界において、顧客との信頼関係を築くことは最も大切です。私が入社当初に直面した最大の課題は、顧客の真のニーズを的確に把握し、それに応える能力を磨くことでした。最初の数年間、私は顧客の表面的な要望をそのまま受け取り、深く掘り下げることなく対応してしまうことが多々あったんです。その結果、「思っていたものと違う」という声を何度か耳にすることになり、自分のコミュニケーションスキル不足を痛感しました。 

家族向けの新築物件を案内していた時のこと。当初お客様は「広いリビングと庭がほしい」とおっしゃっていたので、私はその条件に合う物件をいくつか提案しました。しかし物件を案内する過程で、広さだけではなく「子どもたちが安全に遊べる環境」が真のニーズであることに気が付いたのです。表面的な要望にとらわれず、お客様の生活スタイルや価値観を深く理解することの大切さを痛感した出来事でしたね。  

それ以降はお客様とのコミュニケーションの取り方を大きく変え、十分な時間を取ってお客様のライフスタイルや将来のプラン、価値観などについて聞き出すよう心がけました。 

「広いリビング」という要望の背景には、「家族団らんの時間を大切にしたい」という思いがあるかもしれません。また、「庭がほしい」という希望の裏には、「自然とのふれあいを通じて子どもの感性を育みたい」という教育観が隠れているかもしれません。このように本質的なニーズを丁寧に探って提案することで、お客様からすごく喜ばれるようになりました。「あなたに任せて本当に良かった」「私たちの理想の住まいを見つけてくれてありがとう」といった温かい言葉をいただく機会が増え、お客様との信頼関係がより深まりました。 

さらに、お客様とのコミュニケーションスキルの向上は、社内で仕事を進める上でも大きく役立ちました。社内でのオープンなコミュニケーションは、部門間の壁を取り払い、創造的なアイデアを生み出します。それによって、設計から施工、アフターサービスまで、すべてにおいて顧客満足度も高まりました。コミュニケーションスキルの向上は、自分自身の成長だけでなく、組織のパフォーマンスにも大きく関わる、不動産業界で成功するためのスキルだと確信しています。 

マネジメントスキルの獲得:チームをまとめ、目標を達成する喜び  

入社して数年が経った頃、私にもプロジェクトリーダーとしての責任が与えられました。それまでは主に個人の能力が問われてきましたが、今度は全く異なるスキルが必要になるので最初は不安もありましたね。マネジメント経験がなかったため、どうやってチームをまとめるべきか、どのようにしてメンバーの能力を引き出すか、そしてプロジェクト全体をどう進めるべきか悩む毎日でした。  

初めてのプロジェクトはマンション開発の大規模なもので、市場調査から販売戦略の立案、そして実際の顧客対応までをチームで担当するという内容でした。規模と重要性を考えると、責任の重さを痛感せずにはいられませんでした。 

最初に直面した課題は、計画段階での準備不足です。それぞれの役割分担が曖昧なままスタートしてしまった結果、タスクの重複や業務の見落としが次々と発覚。特にマーケティング戦略において作業が重複していたことがわかり、貴重な時間を無駄にしてしまいました。  

深刻さを認識した私は、メンバー全員に緊急ミーティングを招集。進捗状況を見直し、一人ひとりの役割分担を再調整しました。メンバーに聞き取りをしたところ、チーム内のコミュニケーション不足が問題の根源であることが明らかになったのです。 この聞き取りを通じてメンバーそれぞれに独自の強みや得意分野があることがわかったため、役割分担の再構築を行いました。デジタルマーケティングに長けたメンバーにはオンライン戦略を、コミュニケーション能力の高いメンバーには社内外の調整役を、さらにデータ分析スキルを持つメンバーには市場調査と顧客分析を行ってもらうことに。適材適所の配置によりチーム全体の作業効率が飛躍的に向上し、停滞していたプロジェクトが急速に進展し始めたのです。  

その結果、プロジェクトは予想以上のスピードで進行。販売開始後わずか2カ月で予定販売戸数の80%を達成するという驚異的な結果を出すことができたのです。それはもう嬉しくて、全員で喜びを分かち合いましたね。チームとしての一体感や一人ひとりの成長という面でも大きな喜びを感じた出来事でした。 

この経験は私にとっても揺るぎない自信となり、より大規模なプロジェクトでチームを統括する立場を目指したいと考えるようになりました。若手社員の育成にも興味がわき、これからは自分の経験を次世代のリーダーたちに伝えていきたいと思っています。 

自己成長への意識の向上:学び続ける姿勢が成長の鍵

絶え間なく変化していく不動産業界でプロフェッショナルになるには、常に学び続ける姿勢が欠かせません。 

具体的な例を挙げると、数年前に不動産取引に関わる大規模な法改正があり、手続きが複雑化した時期がありました。当初は戸惑いましたがこれを自己成長の機会と捉え、積極的に勉強会に参加して最新の法規制や業界動向を学び、関連する経済や社会の動きも幅広く学ぶことを習慣化しました。そうすることで新しい法律に基づいた複雑な手続きにも迅速かつ正確に対応できるようになり、顧客からの信頼を一層深めることができたのです。また、より的確なアドバイスもできるようになり、取引の成約率も向上。自分のスキルや知識が常にアップデートされていくことを強く感じ、それが日々の仕事のクオリティーの向上にも直結していると実感しています。 

加えて、自己成長には「改善」のプロセスも不可欠です。私は毎週金曜の就業後、自分の業務を振り返る時間を設けています。何がうまくいったのか、どこに改善の余地があるのか、顧客満足度をさらに高めるにはどうすべきかなどがテーマです。顧客対応で迅速なフォローができていなかったことに気づいた際には、コミュニケーションの頻度を増やし状況報告を行うシステムを作るなど、改善プランを立案し実行しました。このような反省と改善のサイクルを継続的に実施することで、常に次のステップに向けた成長の糧を見出し、仕事の質を着実に向上させることができたのです。 

自己成長への強い意識と積極的に学び続ける姿勢は、アンサー倶楽部の社風ともいえます。10年間この環境でキャリアを積めたことは、私に大きな成長と成果をもたらしてくれたと確信しています。今後も、常に変化し続ける不動産業界において、新たな挑戦を楽しみながらプロフェッショナルとしての成長を追求していきたいと考えています。同時に、この姿勢を若手社員にも伝え、組織全体の成長にも貢献していきたいですね。 

最後に – 成長と挑戦の10年を経て – 

この業界は想像以上に挑戦と成長の機会にあふれています。私も新人の頃は数えきれないほどの壁にぶつかり、何度も「自分にはこの仕事は向いていないのではないか」「これで本当に大丈夫だろうか」と感じたことがあります。しかし、「チャレンジする気持ち」と「学び続ける姿勢」を持ち続け、一つ一つの困難を乗り越えてきました。その過程で得た経験と知識は、かけがえのない財産となっています。 

みなさんも不安や戸惑い、時には挫折感を感じることもあるでしょう。でも、 失敗は決してネガティブなのものではなく、成長の最大の糧です。 

また、個人の成長だけでなく、チームで協力して目標を達成する喜びも、アンサー倶楽部ならではの醍醐味です。不動産取引や開発プロジェクトは、多くの場合、個人の力だけでは成し遂げられません。さまざまな場専門性を持つ仲間と協力し、時には意見をぶつけ合いながら目標に向かって進んでいく過程は、非常にやりがいがあり、大きな達成感を味わうことができます。 

皆さんもぜひ、仲間とともに目標に向かって挑戦し、達成感と成長を楽しんでください。そして、困難に直面した時こそが成長の機会と捉え、積極的に学び、挑戦し続けてください。10年後にはきっと皆さんも、自身の成長に驚き、さらなる高みを目指すことになるはずです。不動産業界は個人の努力次第で無限の可能性が広がる魅力的な世界です。みなさんの挑戦と成長を、心から応援しています。  

採用担当チームより – 不動産業界の未来を担うみなさんへ  

10年のキャリアを積んだ社員の経験談は、この業界の奥深さと可能性を如実に物語っています。 社会の基盤を支える重要な役割を担う不動産業界では、多様化するライフスタイルへの新たなチャンスが絶えず生まれています。このダイナミックな環境こそが、みなさんの成長と活躍の舞台となるのです。 私たちと一緒によりよい未来を築いていきましょう! 

アンサー倶楽部の採用担当チームは、これからもみなさんにとって役立つ情報や、業界のリアルな声をお届けしていきます。 今後のブログ更新にどうぞご期待ください。ご質問やご意見もお待ちしています。