私は2012年に中途採用でアンサー倶楽部に入社しました。東京の大手ソフトウェア会社での仕事の後、人材教育関連に転職したのですが、結婚して子どもが1歳になり、自身の今後のキャリアについても考えるようになっていたました。そんな時、地元北九州で開かれた中途採用者向けの合同説明会に参加したところ、アンサー倶楽部という会社に特別な魅力を感じたんです。特に関心を引いたのは、まだ会社の規模が大きくない時期にも関わらず、新入社員を4月に15人も採用するという話でした。この話を聞いて、アンサー倶楽部が積極的に成長を目指し、勢いがある会社だと強く感じたんです。そこで前田常務から「新入社員の教育に関われる機会がある」とお声かけいただき、34歳で入社を決意しました。
もともとはIT関連の職を探していて、実はその時も福岡のソフトウェアの会社からもお誘いをいただいていました。不動産は頭になかったんです。アンサー倶楽部で「教育に関われる」という話を聞いていなければ、ソフトウェアの会社に行っていたかもしれません。それくらい入社時は不動産という仕事に魅力を感じていませんでした。
私が入社した頃はちょうどデジタル媒体の普及が始まった時期で、他社も積極的にインターネットへの物件情報の掲載を行う流れになっていました。営業職が中心となってデジタル広告への掲載を行っていったほか、さまざまな業務のデジタル化に着手しました。その中で自分のこれまで培ったスキルが役立ったことはうれしかったですね。
今も昔もアンサー倶楽部は意見を言いやすく、新しいアイデアを前向きに受け入れてくれる環境があります。私の提案も「やってみよう」と快く受け入れてくれ、不安だった専門的分野でも周りに先輩方がいたので困らなかったですね。どんなことでも気軽に質問できる雰囲気があって、互いに助け合いながら前に進むという企業文化は、業界未経験の私にとっても、新入社員にとっても心強い環境だと思います。
営業職として入社してすぐに新入社員の教育を任されましたが、自分が培ってきた教育のスキルがどこまで活かせるかという不安はありました。営業職として「お客様に喜んでもらいたい、早く結果を出したい」という一心で取り組む一方で、人材育成面でも貢献したいという思いでいっぱいでした。今でいう二刀流という感じですかね(笑)
営業をこなしながら社員教育も行うのはもちろん大変でしたが、たくさんの刺激があり、毎日がすごく充実していました。北九州に戻ってこんなに刺激のある仕事ができるとは思っていなかったので、楽しかったですね。
ただ、限られた時間の中で何を優先してやるかが常に悩みの種ではありました。そういった優先順位も、経験することでわかってきましたし、経験豊富な先輩方のサポートもありスキルを身につけていくことができましたね。
売買、賃貸、相続など、さまざまな業務の中で、特に売買の仕事には魅力を感じています。売主と買主の間に入り、それぞれのニーズや条件を調整する仕事は、毎回ドラマがあって面白いです。不動産の価値は人によって異なるので、それぞれの感性や捉え方に基づいて対応することが重要です。さらにアンサー倶楽部には各担当業務への明確な線引きがなく、売買のお客様からお知り合いの賃貸の相談を受けることもあります。こういった相談にも、他社でなく社内で対応できるのが総合不動産業としての強みだと思います。幅広く対応できる環境の中でお客様に頼ってもらえることが一番の醍醐味ですね。
私は常に、「アンサー倶楽部だから」「渡辺さんだから」と任せていただける関係を目指しています。そのためには、もっとお客様に信頼される存在にならないといけない。そう思ってお客様と関わっていくうちに、自分が「宅建士」という資格を持っていないことを心もとなく感じ、資格の取得を目指しました。お客様とのやり取りで身についていった知識も多いですが、すべてを業務の中で習得できるわけではないので、自分で勉強する時間も確保しました。与えられた仕事をこなすだけでなく、常に学ぶ姿勢を持つことが大切だと考えています。
入社3年目の出来事です。私が担当していた案件で、売主様と買主様のどちらも私が担当していました。契約も上手くまとまっていたのですが、売主様の事情により引き渡し直前で「売却中止」という事態になってしまったんです。買主様は大きなショックを受け、私自身も申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
しかし、約1年半後に驚きの展開がありました。同じ売主様から「再び売りたい」との連絡があったのです。前回解除された契約の違約金を上乗せし、より高い金額での再売買を望まれました。正直、一度解除された案件を再び前の買主様に提案することには迷いがありました。しかも、価格も前回より高くなっていましたので。
それでも、その買主様とはその後も良い関係を保っていたので、思い切って再度提案をしてみたところ、再び購入してくれるとなったんです。その物件を非常に気に入っていたため、提示金額でも購入を決断してくださりました。
この経験から、予期せぬ事態が起きた時には果敢に行動することの大切さを学びました。
また、どんな状況であっても、お客様との関係を継続することが、後にお客様のためになる機会を生むことを実感しました。
入社1年目の時の上司(店長)です。誰よりも豊富な知識を持ち、中途入社でありながら当時の売り上げを支えていた方でした。とにかくわからないことがあれば質問しまくって、本当にたくさんのことを学びました。
その中でもお客様との対応に関しては本当に勉強になりましたね。仲介人として一つの取引をまとめていく過程で、お客様からどれだけ信用を得られるかが重要だということ。そのためにはビジネスマンとしてのマナーはもちろん、お客様の決断を後押しする場面や、時には感情的になりがちなお客様に対しても、心情を理解しながら真摯に受け止めていくことが大切だということを学ばせていただきました。
私が経験したことを今後は後輩たちにも伝えていき、よりお客様から選ばれる会社となれるように頑張っていきたいです。
将来への一歩を踏み出すみなさんへ。私のアンサー倶楽部での経験から、一つ大切なことを伝えたいと思います。
それは、『自分の道を信じ、新しいチャンスに勇気を持って挑戦する』ということです。未知の分野へ飛び込むことは不安を伴いますが、そこから得られる学びと成長は計り知れません。アンサー倶楽部は、さまざまな背景を持つ人々が集い、それぞれの強みを活かしながら成長することができる場所です。みなさん一人一人の情熱が、私たちのチームに新たな価値をもたらすことを心から信じています。
私たちはみなさんの挑戦を全力でサポートします。一緒に成長し、お客様に喜びと幸せを提供していきましょう!